2015年9月30日水曜日

後期「ロボット創作」授業の開始


 機械情報技術学科の3年生は、前期の「機械工作実習」を終え、後期ではロボット創作を実施します。
 ロボット創作の集大成として、12月に「ロボットコンテスト」実施するため、この大会に向けて各グループで設計したロボットを、各自手作りで製作していきます。
 9月18日(金)にガイダンスが行われ、9月25日(金)はA班25名、28日(火)はB班28名が4グループづつに分かれ、製作に入っていました。
 
 製作に入る前に、「CAD/CAMについて」と「NC旋盤加工について」、主にロボットで使用するアルミホイール加工についての講義を行いました。

CAD/CAMについての講義
NC旋盤加工についての講義
手前:加工したアルミ材  奥:使用するタイヤ&ホイール

 次週からは本格的に製作に入ります。材料の切断や穴あけ、接合などを繰返して1台のロボットになっていくと思います。
 ケガには注意して、楽しいロボット創作にして下さい。

2015年9月24日木曜日

動力研究部 エコラン全国大会


 動力研究部が、栃木県茂木町のある「ツインリンクもてぎ」への遠征報告です。
この大会の正式名称は、『本田宗一郎杯 Honda エコマイレッジ チャレンジ 2015 第35回全国大会』で、現在の最高記録は、2011年に記録した”3644.869km/l”です。
 今回参加しているチーム数は373チームで、全国各地から参加していますが、中学生から一般の方まで様々です。

 動力研究部は今年も2台の出場で、メンバーは8名で参加。もう少し部員が欲しいですね。
例年通り金曜日にマシンや荷物を積み込みをして栃木県まで移動し、土曜日の練習走行に備えます。練習走行日はピットでの走行準備と、各マシンの車検が行われ、非常に細かく見られますが、ガソリンを使用しているため、ドライバーの安全を最優先で指摘されます。
今回、2台のマシンも「突起物の危険」と「オイルパンの設置」「ブレーキの利き」が指摘され修復しました。

車検場での移動
車検での細部チェック
ブレーキチェック(11°の勾配でも利きが良いかを見る)

 大会での走行は7周(16389.68m)周回し、平均時速25km/h以上で走行することになっています。
車検終了後に練習走行が行われ、ピットサインや周回するタイムのペースを確認し、その日の活動は終了。

大会での本番走行は前日同様に行われます。
走行するコース、右側がサインエリア(各チームが情報を伝える)
スタートゲートをくぐり、走行スタート
7周の走行を終えゴール(TEAMヤマビン)
「STD」チームは周回オーバーの8周でゴール(リタイヤ扱い)

大会結果
・「STD」チーム 周回オーバーでリタイヤ (参考記録 315.870km/l)
・「TEAMヤマビン」チーム 177.766km/l 51位(エントリー85台 完走52台)

「STD」チームは、ピットとの情報交換のミスで周回オーバーとなりリタイヤ扱い。「TEAMヤマビン」チームは51位完走だったが、記録が思ったよりも伸びず不本意な結果となってしまった。

使用する燃料タンクは、重量を計測し消費量を計算する
今回参加したメンバー
今回もOBメンバーが駆けつけてくれました。
先輩方も頑張っています!
今回は青森工業高校と同じピットにして貰いました

今回の大会は、青森県Honda Cars 総合サイトのホームページでも紹介されており、数々の支援も頂いております。
http://hondacars.jp/tohoku/aomori/emc03.html
今後は、今回走行したマシンを、近隣のHonda Carsでの展示をして頂けることになっております。

2015年9月18日金曜日

H27年度「ロボット設計発表会」表彰式

9月18日、「ロボット創作」ガイダンスにて「ロボット設計発表会」(7月21日)で特に優れた発表をした各班への表彰式を行いました。

「ロボット設計発表会」様子はこちらから

表彰内容は「優勝」 「準優勝」 「アイデア賞」 「プレゼンテーション賞」の4賞となります。
見事受賞した各班の皆さん、おめでとうございます。

優勝  「A-3班」
  木村君  工藤君  工藤君  倉内君  小寺君  相良君

準優勝  「A-4班」
  佐々木君   佐々木君  笹森君   貞廣君   佐藤君   神君

アイデア賞  「B-2班」
  菅原君   須藤君   田中君   中里君   中村君

プレゼンテーション賞  「B-3班」
  中村君  中山君  楢山君  西村君  野宮君  浜辺君  福田君


表彰式の様子

優勝  「A-3班」
準優勝  「A-4班」
アイデア賞  「B-2班」
プレゼンテーション賞  「B-3班」


 来週から製作に入りますが、各班で設計したロボットに改良を重ねて12月22日の「ロボットコンテスト」での最強ロボットを目指してください。

2015年9月10日木曜日

動力研究部の応援団!?

動力研究部で宮城県運転免許センターへ遠征した時の事、1組の親子が仙台市内から大会を見学に来ていました。その親子はお父さんが子供2人を連れ、各チームのマシンを興味深く見学していました。
そのうち、小学校3年生の子が動力研究部のマシンを目の前にして、持参した色鉛筆を取り出してマシンの写生を始めました。部員も、今までマシンの写生をしているのを見たことがなく、非常に珍しい光景だったので書き終わるのを待っていました。
もう一人の小さい子(幼稚園?)は色々な事に興味があるようで、タイヤやハンドル、メーター類を触りながら部員に質問していました。
その後、写生を終えた子が、どう?と見せてくれましたが、素晴らしく上手に1号車「STD」を描いてくれました。最後には自分が書いたマシンの絵をプレゼントしてくれて、応援してくれました。
この子は、将来大きくなったら、立派な技術者になると確信しました・・・

1組の親子が見学
色鉛筆で写生してますね
写生したマシンがこちら
素晴らしい絵を描いてくれました



2015年9月8日火曜日

小学校でのロボット教室

 9月7日(月)八戸市立高館小学校で、ロボット教室を開催しました。
 高館小学校から科学技術教育を目的とした授業としての依頼を受け、藤澤研究室とメカトロニクス研究会が中心となって、子供たちに現在研究している様々なロボットをお見せしました。

 まずは、体育館での「空飛ぶペンギン」の披露。全児童(4年生は社会科見学で不在)が集合し、ステージ上から浮かびながらゆっくり飛んでくる「空飛ぶペンギン」をみて大喜びでした。
 ゆっくり降下するペンギンを全員で押し上げながら空中を優雅に飛んでいるようでした。
 質問コーナーも設け、講師の藤澤先生に色々な質問をしていましたが、「ガンダムは作らないの?」「ロボットを作っていて嫌なことは?」など。
 作って欲しいロボットを質問すると「世界が平和になるロボットを作って欲しい」との意見も有りました。
藤澤先生が研究しているロボットの説明
空飛ぶペンギンに大喜び
ロボットの質問に学生が答える事も

 引き続き6年生には、藤澤研究室で研究しているロボットを実際にお見せしました。
 災害時に使用するレスキューロボットや、老朽化している橋の検査ロボットなどをグループに分け、映像等を使いながら学生が説明していました。
 子供たちは、普段目にする事のないロボットを見ながら、興味が湧いてきているようでした。
モニターを見せながら説明
このロボット教室の様子は、NHKとRABのテレビ局、デーリー東北新聞社の取材を受け、後日報道されました。

2015年9月5日土曜日

動力研究部 エコラン大会の報告

今回も動力研究部の話題です。
8月に電気自動車エコラン大会が開催されましたが、その2週間後の9月5日(土)に、今度はガソリン1リットルで何km走行出来るかを競う大会に参加して来ました。
『第26回 手作り自動車省燃費競技大会』(自動車技術会東北支部の主催)で、会場は宮城県運転免許センターをお借りして行いました。
この大会は、平成18年から参加しています。

競技規則は、運転免許センターのコース633mを20周(合計12660m)、30分23秒以内(平均時速25km/h以上で走行)に走行し、より少ないガソリン消費量で走行出来たチームが優勝となります。

出場参加校は、高校の部が7台、高専大学の部が4台の合計11台での大会。

動力研究部は高専大学の部に2台エントリーし、その結果を報告します。

「STD」             141.97km/l で高専大学の部で『優勝』
「TEAM ヤマビン」 128.14km/l で高専大学の部で『2位』
 
高校チームは宮城県石巻工業高校(2人乗りクラス)が126.09km/l で優勝。

今回は、優勝&2位の結果となりましたが、記録は決して良い結果ではなく、サークル員も納得していませんでした。
今後は9月19日~20日に栃木県で開催される全国大会に向け、今回気付いた点の修正と、練習走行をして活動を継続します。

今回の会場「宮城県運転免許センター」

「STD」チームマシン

「TEAMヤマビン」チームマシン

20周走行しゴール

こちらも完走

今回の遠征メンバー(OBも居ます)

高専大学の部優勝の表彰