2015年6月29日月曜日

Autodesk Inventor2015(3D CAD)操作マニュアルのご紹介

工作技術センターでは、学内の各研究室やサークルなどから依頼を受け、教育研究上必要とする物品の製作を行っています。
製作依頼は図面持込みもありますが、大まかなイメージでの依頼の場合、先ず詳細な設計を行い図面を作成、それから製作を始めます。
その詳細な設計と図面作成の作業には、「Autodesk Inventor2015」を使用しています。
(このソフトは登録することで学生・教員個人が無償で利用できます)
今回は使用している「Autodesk Inventor2015」の操作マニュアル(基礎編)を作成しましたのでご紹介いたします。
内容は、作業環境設定、簡単なモデリングと図面作成から印刷までの操作説明となっております。
以下はマニュアルの一部です。
2Dスケッチの説明。


モデリングでのV溝作成の説明。

図面作成の説明。
今後は中級編、上級編を作成予定しています。

「Autodesk Inventor2015操作マニュアル」(基礎編)をご希望の方は
工作技術センター(日影)までご連絡ください。

2015年6月26日金曜日

学生チェレンジプロジェクト発表会

 24日(水)に「学生チェレンジプロジェクト」の発表会があり、関連するプロジェクトを聴講しました。
 この発表会は、「学生が自ら企画する調査・研究、地域貢献、ボランティア活動などのプロジェクトについて助成することを目的とした事業」となっており、限られた予算の中で、違う学科・学年と協力し、学生自ら企画し実践し報告するという大学生活の中では貴重な体験となっていると思います。平成26年度に応募し採択された事業の発表会で、9つのプロジェクトが報告をしました。
 担当する動力研究部の発表では、電気自動車エコランで使用するモーターを改良した活動を報告し、モーター単線組み換えにより効率アップした結果をもとにして、今年度8月の大会に出場し、好記録を狙うとのこと。時間は少しオーバーしましたが、堂々とした発表でとても良かったと思います。
 学長先生からは、各先生や外部の方の専門的な意見を積極的に取り入れる事で、更に良いものが出来るのではないかとのアドバイスも頂きました。
 また、メカトロニクス研究会は「空飛ぶペンギンプロジェクト」を発表し、今後はお披露目する機会を増やすとのことでした。
 最優秀賞は食品研究会の「県産品の機能性を活かす食品の開発」が選ばれました。


動力研究部の発表(3年生部長が担当)
こちらはメカトロニクス研究会の発表
メカトロニクス研究会は2年生が担当

関係者全員で記念撮影
活動中の一コマ、モータ組立て満足してます(平成27年2月撮影)

2015年6月20日土曜日

機械工作実習 「ロボット設計」

機械工作実習(3学年)は溶接、旋盤、フライス盤、手仕上げの4テーマを終え、6/16より「ロボット設計」を始めました。

今年度の「ロボットコンテスト」は昨年より難易度を上げた競技内容になっております。
(鉱石を17個→20個に変更し、鉱石置き場を2か所設置)

平成27年度「ロボットコンテスト2015」大会要項はこちらから

学生の皆さんは各班になり、「ロボット設計発表会」(7/21)に向け、考案したロボットのコンセプトや特徴、図面などで発表用資料を作成します。

競技要項と設計発表までの説明を受けます。

過去のロボットからヒントを探す学生たち。

アイデア模索中。

鉱石の取り込み方法を考え中です。

学生の皆さん、斬新奇抜なロボットを期待しています。

2015年6月19日金曜日

機械保全講習会を工大一高でも開催してます

技能検定機械保全試験ですが、工大一高でも毎年23名の受験者が挑戦しており、先生からの依頼を受け講習会を実施しています。例年受験する生徒さんが工作技術センターに来て実技対策講習会と学科試験対策を実施して来ました。

今年度は、受験者が13名と過去最高の受験者を数え、工作技術センター内での講習会が出来ないため、工大一高に出向いて講習会を実施しました。
  今回は、2年生と3年生の機械コースの生徒であり、普段の授業のなかで機械の基礎的知識も習得していることや、学科問題を予習していたため、スムーズに講習会を進める事が出来ました。
ただ、ボルト締付トルクの認識や、初めて見る工具などもあり、今回の講習会を通して学習したと思います。今後は復習をしながら理解を深めて下さい。

 この講習会は7月中旬まで行いますので、受験生徒も部活動や来週の定期考査で忙しい中での学習になりますが、100%合格に向け頑張って下さい。
受験生徒の皆さん、真剣な眼差しです!
マイクロメータの読み方についても学習(髪の毛は何μm?)
学科試験問題も実施

2015年6月17日水曜日

機械保全講習会の開催

今年度前期に開催される機械保全3級検定ですが、機械情報技術学科の学生31名が申し込んでいます。
学科試験(719日)実技試験(81日か2日)に向け講習会を予定していましたが、本日17日(水)1校時に第1回を開催しまいた。
1回目は「ボルトナットの締め付け」「潤滑油」「工具・測定器の名称用途」の3問を実施し、ネジが緩みにくくするためにはどうするか?油潤滑とグリース潤滑の違いは?メンテナンスで使用する工具の名称などを学習しました。
また、学科試験に関しても現時点での理解力を試すため、3年前の学科問題を挑戦しましたが、オームの法則や安全作業、金属材料の出題など幅広い知識が必要になり、これから本気で学習しなければと思ったようです。
 この講習会は毎週水曜日に実施し、7月の下旬まで続きます。
実技講習会は色々な教材を使用します
学科試験対策の問題を挑戦

2015年6月12日金曜日

機械保全運営委員会への出席

611日に日本プラントメンテナンス協会(JIPM)主催の「第1回機械保全技能検定 運営委員会」に参加。会場は東京都港区にあるホテルで開催され、東京タワーが良く見える場所でした。
ご存じの通り、今年度から機械保全の実施指定機関が変更になった紹介と、前期試験の状況、、後期日程の確認があり、その後各委員からの意見が寄せられました。

工作技術センターで実施している資格取得支援の内容と、青森県内の工業高校と連携して活動している連絡協議会も紹介し、今後の受験者拡大へ向け協力の要請を受けました。
開催会場
今年度ポスターも紹介
東京タワーが綺麗に見える場所でした

2015年6月9日火曜日

ボルト・ナットの緩み止め

機械保全用の講習会で説明する「ボルト・ナット」の緩み止めが、どのような所に使用されているかを探していた所、機械情報技術学科棟の1Fに「工業用ガスタービンエンジン」が展示されていて、このガスタービンには至る所に緩み止めが施されているのに気付きました。
ボルトの頭部に穴をあけ、その穴に針金を通し複数のボルトを連結して、締めたボルトが回らないように(緩まないように)しています。

普段生活している時には目にすることのない事ですが、貴重な教材として身近にありました。
3つのボルトが連結されている
針金をボルト頭に通しています
配管にも施されている
こういう使い方もあります
展示されているのは「工業用ガスタービン」
実物ですが、細かく見ると色々な発見がありました

2015年6月3日水曜日

夏本番!?

機械工作実習は4つのテーマを実施しますが、今週からいよいよ最後の課題作業に入りました。
そんな中、工作技術センターの仕上げ室は、寒暖が伝わってくる構造になっており、暑さ寒さを直ぐに実感出来ます。
6月に入って暑さに慣れてきたようですが、仕上げの“やすり”作業は全身を使った作業で、実習中は特に暑さが身に染みてきます。
午後に始まる実習は、仕上げ室の室温も徐々に上昇し、温度計を見ると32℃。
学生からも「暑い暑い」の声が聞こえてきますが、窓を開け扇風機も回しながら作業をしています。
真夏には、更に上昇するのは間違いないので、熱中症には気を付けましょう。

実習最後の課題となりました
暑さ対策の扇風機をフル回転
温度計は32℃を超えてました

2015年6月1日月曜日

機械保全の教材を展示

今月から、技能検定機械保全3級受験用に講習会を開催します。
実技講習会が主ですが、「軸受部品」や「ねじ部品」など9種類の問題対策を実施します。
今回、工作技術センター内に教材展示コーナーを設け、学生への紹介として実際に使用する教材を展示しました。

これらは、機械設備等には無くてはならない部品であり、機械保全を志す者として覚えて欲しい内容ばかりです。
部品名と用途については、確実に出題されますので、まずは予習から。
実際に使用する教材を展示