2015年4月30日木曜日

卒業研究で難加工へ挑戦

4年生の学生が、卒業研究で使用する研究装置の製作に励んでいます。
作業をしている学生は、今年度技能検定「普通旋盤2級」の受験生であり、旋盤の使い方を熟知して欲しいという事で、色々な切削方法を経験させています。

今回は、その一部を紹介しますが、ガラス瓶の底をある程度密着させ、熱伝導率を上げたいとの要望があり、汎用旋盤では難しい「R加工」に挑戦しています。使用するガラス瓶の底は、一定の半径(R)となっていないため、最終的には現物を密着させて加工し、サンドペーパや研磨剤で仕上げ、上手に出来てきました。
密着させるガラス瓶の底
旋盤で加工中
密着させて、加工できたかを確認
このように収まりました
今後、このガラス瓶の側面を覆う形でアルミニウムを加工し、実験装置を製作していく予定。

2015年4月28日火曜日

仕上げ作業の練習

機械情報技術学科3年の学生1名が、技能検定試験の「2級仕上げ(機械組立仕上げ作業)」に挑戦します。
2月から練習を始め、今まで約50時間の練習をしています。
今日は、ロッドと呼ばれる15mm角・長さ100mmの四角棒を精度よく仕上げる練習中で、四角柱15mm±0.02mm以内に加工しますが、平面度を出しながら「やすり」で削り、「きさげ」で仕上げていきます。根気のいる作業で、当然ながら削り過ぎると寸法範囲から外れる可能性があるので、慎重に作業しています。
マイクロメータで寸法確認(±0.02mmの精度)
”やすり”で削る
指先の感覚が凄く大事
検定試験が7月予定なので、それまでに少しでも多く練習し、時間内に完成させたいと意気込んでおります。

2015年4月21日火曜日

技能検定申込みが終了

今月初めから始まった【前期】技能検定申込みが終了しました。
受験申請者数は以下の通りです。

【機械加工】普通旋盤作業2級     1
      普通旋盤作業3級     3
      マシニングセンタ作業3級 1
【仕上げ】機械組み立て作業2級    1
【機械保全】機械保全作業3級     31

合計37名の学生が挑戦します。
7月の試験に向け、機械加工と仕上げ作業は2月頃から練習を始めていますし、機械保全は5月に学科試験対策から開始の予定です。
全員合格に向け、受験者の皆さんは頑張りましょう。


旋盤3級の課題練習

2015年4月20日月曜日

機械工作実習【A班 4月17日】

機械工作実習は、3学年58名を2班に分けて実施していますが、金曜日の34校時はA班(28名)の実習時間であり、17日(金)に初めて実習を行いました。

A班の学生も開始時間前に集合し、KYT(危険予知トレーニング)を実施し実習に入りました。
マシニングセンターの操作説明
やすり操作の’コツ’の指導
ものづくりでは計測器が大事、ノギスの扱い方を指導
溶接では、保護具が非常に重要

4月24日(金)は1年生オリエンテーションで2~4年生休講のため、実習も休講です。

2015年4月17日金曜日

~機械工作実習~

機械工作実習が14日(火)から始まりましたが、作業をしている学生の実習風景を紹介します。
1回目の実習ということで、最初は何をするのか戸惑っているようでしたが、難しいを連呼しながらも器用に受講していました。
溶接作業はガス溶接です
旋盤作業は2名1組で円柱の切削作業中
フライス盤作業。真鍮製の板の側面を切削中
手仕上げ作業。真鍮製の丸棒をやすりで削っています

2015年4月15日水曜日

学生の安全作業

機械情報技術学科3年生の前期「機械工作実習」が始まりました。
実習開始前は重要な連絡事項等もあるため、5分前集合を徹底し実習準備に入ります。
作業に適した服装に着替え整列
 実習では、ちょっとした不注意で大きなケガに繋がる恐れもあり、安全第一の作業は厳守であり、学生の皆さんは各作業テーマ毎に注意事項を守りながら作業をしていきます。
 その安全作業について工作技術センターでは、実習前に危険予知トレーニング(KYT)を実施しています。このKYTは、日頃行っている作業で危険な作業をしていないか?ケガをする可能性はないか?を観察し、自分で作業する場合に常に危険を予知した行動がとれるかを訓練する目的で実施しますが、あえて「危険な作業をしている図」を見せ、作業者がケガをするかも知れないことを予測し危ない箇所を指摘させます。
「危険作業の図」を見てKYTの説明
学生を指名し、危険個所を指摘させる
普段でも「雪道を歩いていると滑るかも知れない」は自然に予測していると思います。突発的な事でも常に予測しケガをしない行動が出来て欲しいと思い実施しています。



2015年4月14日火曜日

1年生の見学

機械情報技術学科1年生の学生が、413日(月)ゼミナールⅠの時間に、教職員の紹介の後、工作技術センターの見学に来ました。
多くの1年生は、工作技術センターを使用する機会としては、3年生の機械工作実習からとなりますが、資格取得支援やサークル活動で活用する学生も居るかと思われます。
まずは、来て見て触り、自分でものづくりが出来るようになれば、色々な可能性が広がりますので今後是非利用して欲しいと思います。
玄関ガラスケース内展示品の説明
3年生で製作するロボットの見学
NCフライス盤の前で説明を受ける1年生

2015年4月10日金曜日

「工作技術センターのブログ」開設

平成27年度より、「工作技術センターのブログ」を開設しました。

工作技術センターは、所長である野田英彦教授のもと、4名のスタッフで遂行しておりますが、多くに方に【ものづくりの楽しさ】を伝えられるように活動しています。

まずは、工作技術センターの主な業務を紹介します。

(1)機械工作実習等の準備並びに実習指導
(2)教育研究上必要とする物品の製作並びに補修
(3)新しい工作技術の調査、研修
(4)その他必要な業務

これ以外に、学生への資格取得支援として、技能士取得を目指した講習会等を実施し、合格率向上に繋げております。

また、4名のスタッフはサークル活動で、それぞれ監督あるいは副顧問を担っており、学生生活への活動に協力をしております。

今後、このブログでは、実習・サークル活動・資格取得支援等の状況をお伝えしたいと思っております。