2017年8月4日金曜日

第12回若年者ものづくり競技大会の参加報告

若年者ものづくり競技大会は、20歳以下の若年者(企業に就業していない学生・生徒)を対象に、技能習得向上と若年技能者拡大を図ることを目的として開催されています。

今回、愛知県名古屋高等技術専門校を会場に開催された「旋盤職種」に機械情報技術学科1年の田代さんが大会参加してきたので、紹介します。

旋盤職種は31名の選手が参加で、A~Dの4グループに分けられ4日間で実施されますが、田代さんはBグループ(8名)に振り分けられ、8月1日午後に工具準備と試し削り、8月2日に競技となりました。


付添人として、大黒先生と黒滝が参加しました。

使用する旋盤の抽選も行われ、試し削り前と競技開始前には、それぞれ注意事項や連絡事項の説明があり、競技が開始されます。

競技は、標準時間3時間(打ち切り時間3時間30分)で、「組立精度」「部品寸法精度」「できばえ」で製品採点をします。また、標準時間をオーバーした場合は時間毎に減点されていく仕組みです。
 競技中は安全のため防護版が設置され、その周辺をは自由に見学できます。
(当然、話しかけることは禁止)
田代さんは、旋盤職種参加者では唯一の女性で、注目を浴びていました。


普段練習している機械と、競技で使用する機械が違い、操作レバーの違いや機械の癖に若干戸惑いながら競技を進めていましたが、3時間18分で終了しました。終了後は製品洗浄後、組立検査を受け提出となります。

できばえを本人から聞いたところ、ネジ部分とテーパ部に不安があるが、概ね好感触で有ったようです。

会場は冷房設備はなく、各選手に扇風機は設置されてはいましたが、猛暑の中、大変厳しい作業環境での加工でしたが、集中力を切らさずに頑張ってくれました。
結果ですが、残念ながら入賞には届きませんでしたが、非常に良い経験になったと思います。